ダイヤモンドセレクターIV (ダイヤモンドセレクター4)という機器を使って素早くダイヤモンドかどうかを判定する方法について解説します。
ダイヤモンドセレクター IV レビュー
ダイヤモンドセレクターIVのパッケージの中には本体、ルース測定用のルース置き、専用ケース、単4乾電池2本、説明書が含まれています。
ダイヤモンドセレクター3と比べて、USBによる給電が可能になりより便利になったダイヤモンドセレクター4です。ダイヤモンドセレクター4は名刺サイズで重さわずか数十グラムと軽いので、出張買取営業マンが出張査定先で素早くダイヤモンドを簡易真贋鑑定するのにとても便利です。
ダイヤモンドセレクター IV で簡易真贋鑑定
ダイヤモンド類似石と言われる透明な石には次のような種類があります。熱伝導率が高いか低いか、また複屈折性があるかどうかは次の表の通りです。
石の種類 | 熱伝導率 | 屈折性 |
---|---|---|
クオーツ (水晶) | Low | 複屈折性 |
スピネル | Low | 複屈折性 |
コランダム | Middle | 複屈折性 |
YAG (イットリウム・アルミニウム・ガーネット) | Low | – |
ジルコン | Middle | 複屈折性 |
GGG (ガドリウムガリウムガーネット) | Low | – |
キュービックジルコニア | Very Low | – |
タンタル酸リチウム | Low | – |
ニオブ酸リチウム | Low | – |
チタン酸ストロンチウム | Low | 複屈折性 |
ダイヤモンド | Very High | – |
モアサナイト | High | 複屈折性 |
ルチル | Low | 複屈折性 |
透明な石がダイヤモンドかどうかを調べる方法は次のような方法があります。
ダイヤモンドかキュービックジルコニアかの判別には次のような方法があります。
キュービックジルコニア⇒ルーペで拡大して見るとギラギラ感がある(全体にレインボーが見える感じ)。
ダイヤモンド⇒ギラギラ感が無い
キュービックジルコニア⇒エッジが少し滑らか
ダイヤモンド⇒エッジが鋭い
キュービックジルコニア⇒使われている地金がメッキやシルバーなどの低価格のものが使われている
ダイヤモンド⇒使われている地金がK18やプラチナなどの貴金属が使われている
一般的にアクセサリー類で使われるダイヤモンド類似石の90%がキュービックジルコニアと言われています。上記簡単な方法でダイヤモンドであるかどうか推測することができますが、より素早く、本物のダイヤモンドかどうかを調べるために、今回解説するダイヤモンドセレクター4が役立ちます。
ダイヤモンドセレクター4を使って、ダイヤモンドと推定できるリングが3つを調べて見ます。
まず、最初に、左右ボタンを押して測るダイヤモンドの大きさのおおよそのカラット数をセットします。
ダイヤモンドセレクター4のプローブの先端を、一番右のリングのダイヤモンドに垂直に軽く押し当てるとすぐにメーターが上がりダイヤモンドと表示されました。
ダイヤモンドセレクター4のプローブの先端を、真ん中のリングのダイヤモンドに垂直に軽く押し当てるとすぐにメーターが上がりダイヤモンドと表示されました。
大きな石なので、ダイヤモンドセレクター4のカラット数を1カラットまで上げた上でプローブの先端を、真ん中のリングのダイヤモンドに垂直に軽く押し当てるとメーターは動かずに、ダイヤモンドでは無いと表示されました。
ダイヤモンドセレクターIVまとめ
ルーペだけを使ってダイヤモンドかどうかを調べる場合時間もかかり、またダイヤモンドかなー、キュービックジルコニアかなーと迷ってしまうこともありますが、このダイヤモンドセレクター4を使うと音と光ですぐに結果がでるので出張買取時の買取スピードをアップさせることもできますし、音と光を使って結果がすぐに分かるのでお客様の信頼度、納得度も大きくアップできます。お客様はプレゼントで貰ったリングがダイヤモンドかどうか分からない気持ちもスッキリとさせることもできます。
ダイヤモンドセレクター4の価格、最安値
ダイヤモンドセレクター4の価格はおおよそ32000円程度です。